皆さん、こんにちは！旅好き・カジノ好きの筆者です。
「常夏の楽園グアムで、昼はビーチ、夜はカジノを楽しみたい！」 そう思ってグアム旅行を計画している方も多いのではないでしょうか。日本から最も近く、手軽に行ける南国リゾートとして大人気のグアムですが、実はカジノに関しては非常に特殊な状況にあります。
今回は、私が現地での調査や過去の報道に基づき、グアムのカジノのリアルな現状、なぜカジノがないのか、そしてもしカジノがなくてもグアムで楽しめる最高のナイトライフについて、詳しく解説していきます。
この記事を読めば、グアム旅行の夜の過ごし方がきっと見つかるはずです！
１. グアムには現在、商業カジノは存在しない
まず、最も重要な結論からお伝えします。
現在のところ、グアムにはラスベガスやマカオのような本格的な商業カジノは一切存在しません。
これは、グアムがアメリカの自治領でありながら、独自の法律によって商業的なギャンブルが厳しく規制されているためです。
日本から近いアジアのリゾート地（フィリピンやサイパンなど）ではカジノが観光の目玉となっているため、「グアムにもあるだろう」と誤解されがちですが、グアムのギャンブル事情は非常に保守的なのです。
グアムのギャンブル事情：なぜカジノが認められないのか？
グアムでは、過去数十年にわたり、カジノ合法化の是非についてたびたび議論が行われてきました。主な理由は、観光収入を増やし、地元経済を活性化させるためです。
しかし、その度に住民投票（レファレンダム）が行われ、結果としてはことごとく**「否決」**されています。
カジノ反対派の意見は、主に以下の点に集約されます。
治安・社会問題の悪化: ギャンブル依存症や犯罪の増加への懸念。
既存の観光イメージの保持: 家族連れや自然を楽しむリゾートとしてのグアムのイメージを守りたい。
宗教的な理由: 敬虔なキリスト教徒が多いグアム社会において、ギャンブルに対する根強い抵抗がある。
特に直近で大きな話題となったのは1996年と2008年の住民投票で、いずれもカジノ導入案が否決されました。グアムの住民は、「短期的な収益よりも、伝統的な生活環境と安全な社会」を重視する傾向が強いと言えます。
２. 合法化に向けた最新の動向と経済的圧力
カジノ合法化の議論は完全に消えたわけではありません。特にグアム経済が観光需要の変動によって打撃を受ける度、政治家や経済界からはカジノ導入を求める声が上がります。
経済再建の切り札としてのカジノ
近隣の北マリアナ諸島（サイパンを含む）ではカジノが積極的に導入され、一大リゾート地として成長を遂げました。この成功例を横目に、グアムも経済的な遅れを取りたくないという焦りがあります。
観光庁関係者は、グアムの国際競争力を高めるためには、富裕層を惹きつける新たなエンターテイメントが必要だと主張しています。
ここで、過去にカジノ導入を推進していた経済界の代表者の意見を見てみましょう。
「グアム経済がパンデミックからの回復を目指すには、従来の観光資源に頼るだけでは限界があります。カジノは、雇用創出と歳入増加という二重のメリットをもたらす『即戦力』となるはずです。もちろん、社会的な懸念は真摯に受け止めつつ、規制を厳しくした上での導入を検討すべきです。」 (— グアム経済委員会の元代表者による発言より)
しかし、最終的な決定権は住民にあります。今後カジノが合法化されるためには、この強い住民感情を乗り越えるだけの明確なメリットと、社会問題への対策を示す必要があります。
３. グアムで楽しめる「合法的な」ギャンブルと娯楽
商業カジノはなくても、グアムで完全にギャンブルが禁止されているわけではありません。実は、地元住民の娯楽として、いくつかの合法的なギャンブルが存在します。
合法的に許されている主なギャンブル
種類 概要 観光客の参加しやすさ
ビンゴ (Bingo) チャリティーやイベントの一環として開催されることが多い。収益は慈善団体へ寄付される。 比較的高め。文化交流にもなる。
ラッフル (Raffle) 宝くじや抽選会の形式。地元のお祭りや学校の資金集めなどで頻繁に見られる。 高め。景品は現金や車、旅行券など様々。
コックファイティング (闘鶏) 法律で認められている数少ないギャンブル。地元民の熱狂的な娯楽。 低め。観光客向けではない。開催場所が限定的。
ゲーミングマシン グアムのバーやレストランの一部にはスロットのような電子ゲーム機が設置されていることがあるが、これは厳密には景品交換ができない「娯楽機」として分類されることが多い。 低め。あくまで飲食店の付帯設備。
【リスト】カジノがなくても夜のグアムを満喫する方法
カジノがないからといって、グアムの夜が寂しいわけではありません！ビーチリゾートならではの、開放的な夜のエンターテイメントが充実しています。
タモン湾のディナーショー:
マジックやダンス、火を使った迫力あるポリネシアンショーを見ながら食事が楽しめます。家族連れにもカップルにも大人気です。
ナイトマーケット巡り:
デデドの朝市や、定期的に開催されるナイトマーケットでは、ローカルフードや雑貨が楽しめます。活気ある地元の雰囲気を味わうならここ。
ビーチサイドのバー＆ラウンジ:
タモン地区には、海辺の美しい夜景を見ながら、お酒を楽しめるお洒落なバーが多数あります。大人な雰囲気でロマンチックな時間を過ごせます。
星空観察ツアー:
グアムは光害が少なく、南十字星など日本では見られない美しい星空を観察するツアーが人気です。リゾートの喧騒を離れて、癒やされたい人におすすめ。
４. よくある質問 (FAQ)
Q1. グアムから一番近いカジノがある場所はどこですか？
グアムから最も近い、本格的なカジノリゾートがある場所は、北マリアナ諸島（サイパンなど）、もしくは**フィリピン（マニラ）**です。サイパンは地理的に非常に近く、フライト時間も短いため、移動しやすい選択肢となります。
Q2. グアムにはパチンコやスロットはありますか？
日本のような遊技を目的とした本格的なパチンコ店やスロット専門施設は存在しません。一部の飲食店にあるゲーミングマシンは、景品交換ができない形態のものがほとんどです。
Q3. グアムでオンラインカジノをプレイしても合法ですか？
グアムにはオンラインカジノを規制する法律はありませんが、日本国内からオンラインカジノにアクセスし、賭博行為を行うことは、日本の法律によって罰則の対象となる可能性があります。観光客としてグアムに来ている場合でも、日本の法律が適用される場合があるため、推奨できません。
Q4. 将来的にグアムでカジノが合法化される可能性はありますか？
経済的な必要性から、政府や経済界が将来的にカジノ導入を再提案する可能性は非常に高いです。しかし、最終決定権を持つ住民投票で可決されるためには、社会問題への対策を含めた包括的な議論と、住民のコンセンサスが必要不可欠です。近い将来（数年以内）に実現する可能性は低いと考えられます。
５. まとめ：現実を知り、グアム独自の魅力を楽しもう
グアムには現在、残念ながら私たちが想像するような華やかな商業カジノは存在しません。カジノを目的としてグアム旅行を計画していた方にとっては、少しガッカリされたかもしれません。
しかし、グアムの魅力は、美しいビーチと安全で落ち着いたリゾート環境、そしてフレンドリーな地元の人々との交流にあります。
カジノを探す代わりに、グアムならではのディナーショーや、ビーチタワーからの夜景、豊かな星空など、グアムでしか体験できない夜のエンターテイメントを楽しんでみてください。
もし、将来的にカジノ合法化の動きが具体化すれば、その時は真っ先に皆さんにお届けしますね！それまでは、安全で健全なグアムのリゾートライフを満喫しましょう！
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