パチンコを打っていて、突然台が故障してしまったら…。「せっかくいい流れだったのに！」「投資したお金はどうなるの？」そんな不安にかられる方もいるのではないでしょうか。
しかしご安心ください。パチンコ店には、万が一の故障時にプレイヤーを保護するための「パンク保証」という仕組みがきちんと存在します。今回は、このパンク保証について詳しく解説し、安心してパチンコを楽しむための知識をお届けします。
「パンク」とは？パチンコ台の故障の種類
ここで言う「パンク」とは、タイヤがパンクするのと同じく「機能が停止する」「壊れる」といった意味合いです。具体的には、パチンコ台が正常に遊技を継続できない状態を指します。
よくある故障の例としては、以下のようなものがあります。
玉詰まり（玉がうまく出てこない）：最も多いトラブルの一つです。
画面フリーズ・ブラックアウト：液晶画面が固まったり、真っ暗になったりします。
エラー表示：特定のコードが表示され、遊技が停止します。
突然の再起動：遊技中に台が勝手に電源を落とし、再起動します。
抽選停止・変動不具合：大当たり抽選が行われなくなったり、変動が途中で止まったりします。
音が出ない・出すぎる：音響関係の異常。
払い出しエラー：大当たりや電チューからの玉の払い出しが正常に行われない。
これらの故障は、基本的にホール側の責任であり、プレイヤーの不注意によるものではありません。
「パンク保証」の仕組みと対応の流れ
では、実際に台がパンクしてしまった場合、どのような保証が受けられるのでしょうか。一般的な対応の流れを見ていきましょう。
すぐに店員を呼ぶ
台が故障したと感じたら、絶対に自分でいじろうとせず、すぐに「遊技台トラブル」のボタンを押すか、近くの店員さんに声をかけましょう。状況を正確に伝えることが重要です。
店員による状況確認
店員さんが来て状況を確認します。遊技履歴データ、現在の投入金額、残りの出玉（玉数）や、確変・時短などの現在の遊技状態を詳細にチェックします。
この際、店員は遊技台の内部データや、必要に応じて遊技機のメーカーサポートと連携することもあります。
保証内容の提示と対応
状況確認後、店員からプレイヤーに保証内容が提示されます。主な対応策は以下の通りです。
a. 遊技の再開（修理）
軽微な故障でその場で修理できる場合は、修理後、元の状態から遊技を再開できます。投入したお金や獲得した玉はそのまま引き継がれます。
b. 同一機種への台移動
修理に時間がかかる、または修理が困難な場合、空いている同一機種の台へ移動し、遊技を継続できる場合があります。この際も、故障台の現在の状態（投入金額、出玉、確変・時短の状態など）が新しい台に引き継がれるよう調整されます。
c. 補償による精算
修理や移動ができない、またはプレイヤーがそれを望まない場合、それまでの投資金額や獲得した玉数、そして故障した時点での遊技状態（特に確変・時短中など）を考慮した上で補償が行われます。
**最も重要なポイントは、「確変中」や「大当たり中」にパンクした場合です。**この場合、単にその時点での出玉や投資額を返金するだけでなく、その状態が継続した場合に得られたであろう期待出玉を計算し、補償してくれるのが基本です。例えば、確変中に故障し、継続率を考慮して「あと〇〇発相当」という形で補償玉数や現金が提示されることがあります。これは非常に手厚い保証と言えるでしょう。
安心して遊ぶためのポイント
すぐに店員を呼ぶこと: これが最も重要です。自己判断で操作すると、正しい補償が受けられなくなる可能性もあります。
遊技履歴は記録されている: 自分で覚えていなくても、台のデータには遊技履歴が残っています。店員が確認するので安心してください。
不安な点はその場で質問: 補償内容に疑問や不安を感じたら、その場で店員に納得がいくまで説明を求めましょう。
ホールによって対応が異なる場合も: 基本的な保証内容は共通ですが、細かい対応はホールによって異なる場合があります。
まとめ：もしもの時も「パンク保証」で安心！
パチンコ台の故障は、滅多に起こることではありませんが、もし起こってしまったら誰でも慌ててしまうものです。しかし、「パンク保証」という仕組みがプレイヤーを守ってくれることを知っていれば、いざという時も冷静に対応できます。
特に確変中や大当たり中に故障しても、ホール側がその期待値まで含めて補償してくれるのは、プレイヤーにとって非常に心強い制度です。安心してパチンコの醍醐味を存分に楽しんでくださいね！